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無事故の現場を人と“つくる”。

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S.M
電力・産業・プラント事業本部|社会インフラ統括工事部
2020年入社(新卒)
大学では電気電子工学を専攻し、モーター用の変圧機を研究する傍らで、アニマルセラピーロボットの制作にも携わるなど「モノづくり」に強い興味があった。公務員である家族の影響もあり、インフラや公共工事の仕事を探している中で、弘電社と出会う。100年を超える歴史と充実した福利厚生にも惹かれて入社を決めた。
PERSON 03
INTERVIEW 01
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「無事故」を追求する

社会インフラ統括工事部は、水処理施設や発電所、高速道路の監視設備、大型映像設備といった社会を支える大規模なインフラの電気設備工事を担っており、工程管理や材料手配、職人さんの手配など工事にまつわる全般的な施工管理を任されています。また、施設の電気設備は約30年で寿命を迎えますが、それらが故障する前に更新を行うことが多く、毎年さまざまな現場で更新工事が行われています。その中で、現在私が担当しているのは、水処理施設です。現場を預かる工事責任者として何より大切なのが「現場の安全管理」です。たとえば、作業場の開口部の鉄板が外れて、転落・怪我をしたり、機器の搬入の際にクレーンから物が落ちて人が巻き込まれるといった事態を起こさないよう現場をコントロールし、限りなく無事故で工事を完了させることが重要な使命です。

INTERVIEW 02
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変化を続ける現場の中で

どれだけ注意を払っても、事故が起きる確率はゼロにはなりません。現場の状況は日々、刻々と変化します。その日の現場の作業内容や繁忙度合い、細かいところでは搬入経路の状況などに応じて、どこに、どんな危険性が潜んでいるか、常に気を配ることが大切です。また、私たちの現場は、建設会社や設備会社、機械メーカーなどたくさんの会社が関係しており、さらに複雑になりがちです。かつて私もそうした状況を経験しました。とある設備の解体作業を行うことになったのですが、関わる方の多さに工事進行の難しさを感じました。それでも、熱意をもってともに仕事をすれば、お互いに信頼関係は生まれてくるものです。最終的には、施設を管理されているお客様から実際に作業を行う職人さんまで総出で意見を出し合い、強い連帯感と連携のもとで無事に解体作業を進められたことを覚えています。

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SCHEDULE
ある1日のスケジュール

7:30

出社

出社後は、一日のスケジュール、作業内容の確認を行います。
8:00

朝礼

元請け(発注者)や協力会社の職人さんと合同で朝礼。当日の作業内容や人数、特に注意すべき安全・品質面のポイント、他の工事との重複(イベント)がないかなどを共有し、一日の安全を確保します。
8:30

現場作業の確認

現場を巡回し、各社の作業が図面通り、かつ安全に進められているか確認。品質を証明するための施工写真も各工程で撮影します。
10:00

施工要領書作成

事務所に戻り、デスクワーク。特に重要な作業については、安全な手順や工法を明記した「施工要領書」を作成します。
12:00

お昼休憩

事務所にて仕出し弁当やコンビニ弁当を食べます。
13:00

書類整理・材料手配

午後は、品質記録書類の作成や午前中に撮影した写真の整理など。現場の進捗に合わせて、先の工程で必要になる材料の発注も行います。
16:00

作業終了後の現場確認・明日の作業確認

その日の作業が完了した現場を最終チェック。整理整頓はされているか、安全柵などは適切か、施錠は確実かなどを確認し、翌日の作業担当者へ申し送りをします。
16:30

退社

事務所に戻り、作業日報や指示書を記入して一日の業務は完了。明日の準備を整え、退社します。
INTERVIEW 03
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働く中で感じる「創造する喜び」

私の「創造する喜び」は、無事故無災害で工事を終え、お客様に引き渡せたときに感じます。事故を起こさせないためには、職人さんたちとのコミュニケーションが欠かせません。彼らの多くは私よりも年上で、その人ごとに個性や考え方も違います。職人さんたちと上手く会話ができれば、そのようなリスクを防げるだけでなく、「ここはこうしたほうが良さそうだよ」と助言や改善案をいただくこともあり、業務効率や品質向上にもつながるはずです。その工事に関わる全ての人達が、よりよい環境で働ける、そんな環境づくりもできるのではないかと考えています。

これからの目標

将来的には、自らが主体となってプロジェクト全体を動かす現場代理人になることを目指しています。現在は更新工事に携わることが中心ですが、いずれはゼロから価値を創造する新築工事や、大規模な設備更新工事にも携わりたいです。そのためには、技術・知識・経験はもちろん、お客様や協力会社との高度な対話力、そして複雑な課題を解決する処理能力が不可欠です。尊敬する先輩方の背中を追いながら、これらのスキルを貪欲に吸収し、社内外から信頼される現場代理人へと成長していきたいです。