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広くて深い知識が未来を“つくる”電気になる。

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T.S
関東支店|工事統括部
2020年入社(新卒)
大学で電気の基礎を学び、静電気の研究をした後に、就職先として選んだのは職人だった父と同じ「現場」の世界だった。福利厚生が非常に充実しており、「社員のライフスタイルを大切にする会社」と感じて弘電社に入社。現在は関東支店に所属し、電気設備工事の施工管理に携わっている。
PERSON 01
INTERVIEW 01
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あらゆる建物、あらゆる工事

私が所属する工事統括部は、タワーマンションや複合施設、病院、データセンターといった建物の電気設備工事を手がけています。工事の種類は多岐にわたり、「新築工事」をはじめ、既存設備の「改修工事」、機器の更新などの必要に応じて行う「営繕工事」まで幅広く対応。また、担当する業務もAV機器などの弱電設備から、電気工事の心臓部ともいえる受変電設備まで電気工事全般に広く携わっています。施工管理は、お客様と作業員との調整中継役としての技量や、「QCDS」をバランスよく管理する力が求められます。新築工事の中でも電気工事は多くの職種との関わりがあり、円滑な現場作業を行うためには、タイトなスケジュールの中で決められた工程を組むことが重要となります。また、費用をかけて増員するといった対応を求められる場面も。一方で、改修・営繕工事では、お客様と打ち合わせをしながら仕様や施工方法を決めていくため、仕様変更や入念な現地調査、品質事故への対策などの対応力や柔軟な考え方が必要になり、それぞれに難しさがあります。

INTERVIEW 02
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建物を支える電気という力

現場では多くの職種の方が関わり、完成へと進んでいきます。プロジェクトメンバーと一つの目標に向けて仕事を進める中で、自分の成長や、プロジェクトへの貢献を実感できることが、この仕事の大きなやりがいです。担当した現場の一つ一つが新たな経験の連続で、電気設備が多岐にわたるからこそ、成長の機会も多いと感じました。また、現在担当しているデータセンターの更新工事では、建物内のシステムに長けた管理会社の方が常駐しており、専門的な知識が必要な打ち合わせでは、一度施工者側の意見をヒアリングして考えをまとめることが多くあります。そのため、後日改めてお客様に返答し、実現可能な落とし所を探っていく必要があります。こうした繰り返しのおかげで、徐々にではありますが、専門的な知識が身についてきている実感があります。しかし、一つの知識に長けていても、それで終わりではありません。電気とは、建物の中にある空調・照明・システムなど、あらゆるものを動かす動力。機器の性能といった専門知識のほかにも、建物の構造を把握する力など、まだまだ足りないものがあると感じています。

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SCHEDULE
ある1日のスケジュール

8:00

出社・朝礼

作業員の方々と当日の作業内容を確認。作業における危険箇所などを周知することが目的です。
8:30

現場巡回

現場を巡回し、工事の進捗を確認。作業員の方とコミュニケーションを取りながら、作業の詳細を伝え、不足している材料などがないかヒアリングしてメモに残します。
9:00

事務所業務

事務所に戻り、メールチェックと一日のタスクを整理。午前中は、お客様との打ち合わせ資料や施工図面の作成に集中することが多いです。
12:00

お昼休憩

現場近辺の定食屋やキッチンカーをよく利用します。現場によっては宅配弁当を利用することも。
13:00

事務所業務

作成した資料を関係者へメールなど共有。また、翌日の業務内容をまとめた書類の準備をします。
15:00

打ち合わせ

お客様や協力会社の方々との定例ミーティング。プロジェクト全体の進捗を報告し、今後の工程や課題について認識をすり合わせます。
17:00

仕事の進捗管理

一日の作業進捗を最終確認。現場の戸締りや後片付けを済ませ、翌日の作業がスムーズに開始できるか段取りを確認して、本日の業務は完了です。
17:30

退社

メールチェックを行い、急ぎの要件がなければその日は帰宅。夕飯の献立を考えながら、帰路につきます。
INTERVIEW 03
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働く中で感じる「創造する喜び」

施工管理は、多くの困難が伴う仕事です。利害が対立する中で板挟みになり、常にベストな選択ができるとは限りません。しかし、そこで諦めるのではなく、プロジェクトメンバーと話し合い、「現状から一歩でも前進させる」選択を積み重ね、多くの方に支えられながら完成を目指します。だからこそ、困難を乗り越えて完成した瞬間の喜びは格別で、「私たちの力で創り上げた」と心から実感できるのです。すべての電気工事が完了し、お客様への引き渡しの前には、現場ですべての照明を点灯して確認を行います。夕暮れどきに、ガラス張りのオフィスビルの照明が一斉に点灯し、街中で煌々と光を放つ光景は、施工管理をする人なら、誰しもやりがいだと感じるはずです。そして、携わった建物が子どもや孫の代まで世代を超えて残り続けるという喜びが、この仕事にはあります。

これからの目標

入社当初の私は、電気工事とは「電気を送る仕事」だと考えていました。しかし、実際に現場に出てみるとその考えは短絡的だったと思います。今私が身につけたいのは、たとえピンポイントでも深い知識です。使用する材料の選定、実際の工事で必要となる仮設材の選定、さらには機器の取り付け方法など、法規的に問題のない施工方法を考える必要があります。できる仕事が増え、図面を引く機会が増えたからこそ、新たな知識を求められるようになっていると実感します。入社してからこれまで、失敗をしたこともありました。それでも、積土成山の精神で新しい現場に出向いていき、深い知識を身につけることで、いずれは工事現場を俯瞰できるような現場代理人になりたいと思います。